
2019年10月13日
セカンドシーズン製作が始動しています!

みやchanのみなさんこんにちわ!地方創聖プロジェクトです!
本ブログは宮崎から現れた新ご当地ヒーロージャスティオージの製作の裏側を綴っているスタッフブログでございます。
現在ファーストシーズンをyoutubeで無料配信中!ぜひともご覧いただきたいです。
ふりかえれば本プロジェクトも多くの方に参加いただき
セカンドシーズン製作に向けただいま鋭意準備中です。
ファーストシーズンが3話仕立ての30分番組で、非常に本格志向のシリアスな物語だったため、
よりお子様や初見の方へ向けた15分番組として、ご当地要素をより盛り込んだ作品として作成してゆけたらと思っております。
それでいて簡単すぎる内容になるわけではなく、よく見ていくと、いやよく見ていかなくても 笑、とてもひきつけられてしまうような
古代ロマンや謎の伏線はそのまま、これまで以上に加速させていってる感じの作品になってると思います。
ここからは少しネタバレになるんですが、スタッフブログということで先行して書いてゆこうと思います。
セカンドシーズンの怪神モチーフについて、ファーストシーズンでは古代の遺物、埴輪や土偶に似たものたちが
「偶像怪神(ぐうぞうかいじん)」として3体登場したのですが、次は管轄する幹部が新しくなるために
方言(地方に伝わるオリジナルの言霊)の力でそのパワーを強めた民話や伝承に登場する宮崎県土着の妖怪たちが
続々と”新たな怪神(かいじん)軍団”として登場する予定です。
もぞなぎぃい~しんきねぇえ~~~よだきぃい~~~~どれも宮崎の方言ですね・・・・っておっと、敵についてのネタバレはここまで。
(世界各地で見られる古代の神話や経典などには、”神は言葉である”という表現がある。言霊や言葉を重視する日本の文化に着目し、
方言のパワーで強くなる土着怪神たちというテーマを発想するに至った。)
埴輪などを怪神とするアイデアは、単純に美術作家としてそれらに似た作品を製作することがスタッフに多かったからなのですが、
埴輪の由来として、古墳などに偉い人がなくなった時人々が生き埋めにされる風習があり、
それはあんまりだということで、その生き埋めになる人達の身代わりの人形として創られたということがあるため
人々のネガティブな念が偶像に宿り怪神となってしまう、というコンセプトは、現代社会の荒んで人と人との交流や愛情などが薄れた
いまだからこそ、それらを見つめなおし実感させるような作品とするうえで
古代ロマンの素材としては割と史実に忠実に描写できているのでは?と思ったりもしました。
それでキャラクターとしてもよく見ると可愛らしくユーモラスでもある。怪神たちも意外とゆるキャラに通じる素朴さがあって、
怖い存在なだけではない造型のこだわりもありますので、そこに注目すると楽しいかもしれません。
できれば西都原考古体験館などでつくった土器などを作品にたくさん出したりしたかったのですが、
それはセカンドシーズンでやるかもしれません・・・。
よりリアル設定にはこだわりぬいて製作してゆこうと思っていますので、ぜひとも期待していてほしいです。
それにしても、考古考証をする際に思うのが、日本の神様って、明確な悪役があまりいないんですね。
悪神、と定義されたものはそれこそ数体もいないんです。それに悪神といっても、天孫族に従わなかったから悪といわれるだけとか、
どういう罪があるのかまではわからなかったり、それを祀る土地の人からしたらいいこともやっている神様もいたり。
神を精霊と同義のものもその中にいると見れば、ポ○モン以上にバリエーション豊かなエネルギーが
古代の伝説、物語の中にはあった気がするのです。これを知らないのはもったいないと思います。
それに神々は八百万、どれも時と場合で悪のようにも善のようにもいろんな見え方をしてしまう。
いろんな解釈ができる。
いまの現代人の常識ではそれってありなんかよというようなこともしてる
でもやはり行動の一部始終にヒーロー的なことをしていたかと思えばいやがらせで大のほうをやっちゃったりする神様とか
やはり現代で考えると相当に常識を超えている。逆にこっちがピュアな感性に引き戻される気もするのです。
勉強できることは古代の文化や物語のそうした一つ一つにあると思いますね。
現代を生きるヒントを感じに、宮崎に伝わっていたそうした素晴らしい伝承や聖地の空気に触れてみる、郷土のすばらしさを追体験してゆける
コンテンツをつくってゆけるよう、多くの方々のご意見や参加して一緒につくるきっかけを通して
本作品を成長させてゆけたらと思っております。
現在第1~3話までを無料で見放題ですので、ぜひとも家族そろって物語を楽しんで、
一人一人の中にある、現代に再構築されてゆく古代の息吹を感じてほしいです。
Posted by 地方創聖プロジェクト at 00:53