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Posted by みやchan運営事務局 at

2020年06月21日

(小説)日神ジャスティオージ第1話「創聖せよー!」



みなさんこんにちわ!宮崎県の地方創聖プロジェクトです。
本日より短期間小説を執筆、連載させていただくことになりました!
宮崎よりWEBドラマや東京や京都、埼玉など全国各地のFMラジオで放送されている
ヒーロー番組「日神ジャスティオージ」!これまでにない全く新しいご当地ヒーロー作品として
製作された本作のモチーフである、日本神話や伝承をベースにつづられる物語の導入部(1~2話)を
全国の視聴者やリスナーの方々などにお届けできたらとおもい連載を本日よりスタートさせていただくことになりました!
youtubeやFC動画などでもものがたり第1話の内容をチェックいただけます^^



「日神ジャスティオージ」~宮崎にてテレビ版近日放送予定~
「日神ジャスティオージ上京編」~東京府中FMで毎月第3土曜午後9時15分~放送中~
「日神ジャスティオージ陰陽大決戦編」~京都三条FMで毎月第1月曜深夜0時00分~放送中~
「日神ジャスティオージ百花繚乱!姫神サクヤ編」~埼玉鴻巣フラワーラジオで毎月第4水曜午後8時30分~放送中(番組は毎週水曜に再放送されます)~

まだまだこれからはじまったばかりの企画ですが、どうかご応援なにとぞよろしくお願いいたします~!
(byテルヒコ)

https://amateraizu.jimdofree.com/
(※番組の最新情報共に公式サイトなどでお届けしてゆきますので
こちらもお見逃しなく~!)





(宮崎県を創聖(そうせい)するニュヒーロー!
日神(にっしん)ジャスティオージ!新たな時代、太陽のクニで繰り広げられる
これは運命に導かれた人々と神々が繰り広げる真実のものがたりである。)

その昔、神々の物語があった。

最高の神である女王アマテラスの支配する天上の神を天津神族(あまつしんぞく)。

地上にもといた神を国津神族(くにつしんぞく)とよんだ。

アマテラスにつかえる部下の神々は天使とよばれた。

あるときひとりの天使が天上界に反逆をおこす。

その結果敗北し堕天したその最強の天使は魔王となり、ここに魔界がうまれる。

天上界と魔界、光と闇は果てしない時空のなかで火花を散らせ、
傷付いた神々ははるか宇宙の先、太陽系第三惑星地球の宮崎県へと天孫降臨(てんそんこうりん)した。

そう、ここは太陽のクニ宮崎。

彼ら神々の力は無限の可能性を秘めたライザーポータブルとして技術化され、2020年のいま、よみがえる!

創聖(そうせい)せよ!

-この物語は神話となる。-

(砕けた鏡)

はるか古代に滅んだ邪馬台国。その戦火より残った三つの神器。その中核を構成する鏡、日神降臨器アマテライザー。

「敵襲!なんて数だ!同盟を反故にし我々に楯突くとはあああ!」

「落ち着け。既にわかっていたことです。

もうすぐ私の見たすべてが誠になる。
再び出逢う幾千年後の世で、またお前たちにこれを託す日がこよう。」

「この状況で落ち着いていられますか?!ついに本当に狂ったか?!」

「卑弥呼さま!いったいなにをおっしゃるのです?!あなたのいうことはいつも私にはわからない。」

「よく聞け。私からお前にあの鏡を託す。日向の地へとユタカを連れ逃れよ。お前の命を棄ててでもこれをまもりとおせ!」

「日向?!我々の祖先の地にですか?!これは、魏から贈られた鏡、ではない?!」

「鏡を私の形見だと思い手放すな。」

「ああ・・・私が見た夢、すべてが起こる日は近い。」

「はっ!」

青年はその瞬間に、白昼夢をみていた。




(めざめる鏡)

刻は令和2年。西暦、2020年ー。

宮崎県のある浜辺に、真っ白いシャツの青年がうちながされていた。

「!大丈夫ですか!あなたどうしたの?!」

一人のやたら元気のよさそうなおばちゃんが、青年を発見し砂を払いのける。

彼女の名前はひなたといった。地域の青年部の主宰する地方創聖プロジェクトを運営している。

きがつくと青年はひなたに連れられ彼女の遠い親戚になる少女ハナと共に暮らしている自宅にいた。

横たわる自分、見覚えのないおばちゃん。いったい自分はどうしてしまったというのだろう。

「お、俺は・・・・・・・・・・・。」

「気がついた?!って、あっ!ちょっと君!」

青年がひなたの家を飛び出してしまってから、自宅の周辺を見渡すと、さらに彼の知らない景色が広大に広がっている。

それこそ壮大な田んぼに続く田んぼ。ここは、田舎か・・・・・・・。そう思いかけたその瞬間に、彼の脳裏に得体のしれぬ女性の声がこだまする。

「創聖せよー!」

時は流れ。

ひなたはある日、小学5年生となる少女ハナと、その友人であるヒロキのもとにいた。

「それでひなたおばちゃん、テルヒコお兄ちゃんの鼻につまようじをさしこんじゃってさ~!もうほんと、顔真っ赤になっちゃって!」

「きったね~な~!なんで兄ちゃんのことになるとそういうはなしばっかりなんだよ!」

ハナがヒロキにそう語りかけているころ、公園に真っ赤な丸い物体が落ちているのをみつけてしまう。

「あれ?!これ、なんだろう・・・。」

ヒロキとハナ、そしてひなたが駆け寄った先にあったもの。

「これは・・・・。」

「こ、これは・・・アマテラ・・・・・・・・・・・・」

ハナがさけんでしまいそうになったそのとき、驚いて声を奥のほうにおしこんでしまっていた。

「うわ~!なんじゃこりゃ!鏡になってんのかな!ハナ、これみろよ!なんだこれ~!」

「ヒロキ、それは・・・・・・。」

少年ヒロキとひなたがそれが鏡か何であろうかとしげしげとみつめ、首をかしげるその場所で、少女だけは明らかに。何かを知っていたかにみえた。

「アマテライザー・・・・・・・・。あの鏡が奴らの手に渡ったら・・・・・!」

「でも、今回は・・・・・・・・。」

浜辺に流れ着いていた記憶喪失の青年は名をテルヒコといった。そういうことを、彼はなぜか、覚えていた。

それも彼の見る夢、そして脳裏に思い出される声のなかの「女性」、その人物が語りかける声の中に、テルヒコという男がいたからである。

それが自分なのではないかという推論はできあがっていて、いつしかそれが自分の知る唯一の人物名だという解釈になっていたのだ。

そのころ、とあるビルの屋上に、暗黒のオーラに包まれ降り立った一人の男がいた。

「俺様の知らない間に、新しいヒーローが出たようだな・・・。ちょっと遊んでやろうか。」

不敵な笑みを浮かべるその男、人間ではない彼は

名を黒天使ゴエモンといった。「おっと・・・・奴が来たようだぜ・・・・・・・。」

そのころテルヒコは、ゴエモンのいるその場所まで奇しくもやってきてしまっていた。。

「・・・・・・この声は・・・。思い出せない・・・・・・・。」

「創聖せよー!」

脳裏を引っ掻くような強烈な女の言葉。

「いったいなんだ・・・・。いったい誰だ・・・・。」

「この声は・・・・なんなんだ・・・・・・。」

ビルの屋上まで導かれるように歩いてゆくと、

そこにたたずむ黒天使の姿。

「待っていたぞ・・・・・・・。

フン・・・お前闘えるか?これからお前を試す運命に。」

「あんたは俺を知っているのか?」

「まあいい、俺様からひとつアドバイスしてやろう。」

「”鏡からけして目をそらすな。”

でないとお前、死ぬぜ―?」

まあがんばれよ、といわんばかりに黒天使(やつ)はテルヒコ(青年)の肩を叩き、どこへとなく去っていった。

鏡の言葉が意味するもの-。

さらにヒートアップして響き続ける女の言霊。

「創聖せよー!」

「俺は、やらなければいけないことがあった。倒さなければいけないもの、守らなければいけない何かがあったんだ・・・。」

「確かに俺は・・・・・・・・・・・。おれは、俺はだれだぁアッ!」

叫びに対する返答もなく虚しい声は空にこだまし続ける。

とある日。

「これあげる・・・。あんたがのってもいいわよ。」

ひなた宅の縁がわには、ミニバイクレーサーだったひなたの甥っ子のユージが載っていたオンロードの真っ赤なバイクが置いてあった。

「ひなたさん。すみません。なんか・・・こんなものまで。
いいんですか?俺みたいなのがお世話になっちゃって。」

「お世話もなにも、わたしも仕事の人手を探してたところなのよ。
テルヒコくん、あんた記憶がもどるまで、ここにいていいわよ。
そのかわり、自分の記憶がはっきりするまで私の仕事手伝ってもらうからね。」

「はあ・・・仕事?!」

「そう。青年部がやってる地方創生プロジェクト。」

そのころ、暗闇の中で蠢きだす強大な魔の影があった。

「破壊と創造は、表裏一体!
我々クロウの最終目標地点は、のこすところここ最大の聖地、宮崎県のみとなった!
お前たち選ばれたる超エリ~ト・選ばれたる幹部のつわものどもには、商業観光など
地域の衰退のためひと仕事してもらう!吸い取るだけ吸い取って最後に残るのは我々組織、クロウのみ!我々こそが新たな世界の中心となり、ここみやざきに
眠る三神器をこの手につか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~む日は近いのであ~るー!」

「と、いうことをお前たちに説明しておこう!」

異常なまでにハイテンションで天守閣型のタワーにひそむ魔神、その男は八竜院。組織、クロウの大幹部(長官)。

黄金の鎧にも似た、鈍くきらめく8頭の竜神のレリーフがその体に浮かび上がっている。

「カっカっカ!今日から宮崎支部の長官として就任したこと、大いに祝おう。
八竜院。
お前のいう創造とやらが体の良い妄想で終わらぬよう、わたしが三神器の居場所をちゃっかりと、つきとめておいたぞ!」

八竜魔神に負けず劣らず、それとは違うテンションでまくし立てるその男、石上(いそのかみ)。

カラスのごとき真っ黒い仮面をかぶった全身黒づくめの怪奇なる人物である。

彼ら怪人たちの会話を遮るかのように、真っ白いキツネの面をかぶった人物が柱の影から顔を出す。

「その声が聴きたかったよぉオ~!八竜院。キミは東京で退屈な時間をつぶしていたんじゃなかったのかい?
ここに来たからにはわかっているよね?もっともっと新たな血がみられる。もっと僕だけにとって楽しいことがこれからも続きそうだよっ・・・。
まずは手始めに僕が可愛がっている怪神軍団に、ひとあばれしてもらおう!」

「いでよ僕の怪神!牛奇神(ぎゅうきしん)ヨダキング!」

その人物、九尾の狐が取り出した陰陽道を想起させる謎の札から、牛鬼または土蜘蛛のような奇怪極まりない化け物が出現した。

「ヨダキィイイイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」

「説明しよう!怪神(かいじん)ヨダキングとは、宮崎は超田舎の椎葉村にあらわれ、戦争が起こることを予言したという妖怪、件(くだん)に方言である、よだきぃい~!(めんどくさい)が融合し生産された我々クロウが誇る最新型の神霊兵器である!(cv.石上自身の声)」

「太初に言葉あり。言葉は神なり。日本人が大切にしてきた言葉に眠る禍(マガ)のちから、それは神そのものになり得る!」

「悔しいが・・・それにしても考えたなァ、九尾~。お前が作る言霊怪神のちから、この私がさいごまで見届けてやろうではないか!」

「俺に宮崎の全産業の衰退はまかせろぉお~!ヨダキ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~イ!」

「はっはっは!いいよお~~~~!ヨダキングだって~!お腹が痛いよ!僕の中でも選りすぐりのセンスが光る逸品だ!
行け!ヨダキング!まずはそうだなあ・・・・・手近にそのへんの朝市でも襲撃しちゃって、お前の力をみせつけてみるかい?!」

「よだきぃい~~~~~~~~~~んぐ!」

「楽しく明るくおもしろく!地方をどん底に叩き落すがいいさ!」

「なに?!町中の子供たちが、やる気をなくしている?!
ハナちゃんが化け物を見た?!」

怪物が街で大暴れをしている情報を聴きつけたテルヒコは、ある直観に突き動かされバイクを走らせた。
「ひなたさん!これ(バイク)借ります!」

「俺は・・・・知っている!
やらなければいけないことが、俺にはある!」

「確かにここだ!・・・夢で見た場所。」

テルヒコの記憶は確かに合っていた。
その場所は、得体の知れない古代遺跡のような石像郡のある土地。
人けも全くない場所で、異界のようなそこで、気がついたときに
テルヒコは真紅の鏡を手にしていた。

「あれっ、さっきまで俺は・・・。」

「ユタカ・・・・・・俺の記憶は、どこまでが幻でどこからが・・・。」

割れる鏡、黒髪の謎の女の幻影。

目の前にそびえる女神の巨像。

「・・・・・・これは、日本神話の、岩戸伝説のものだ。」

そこに刻まれていたメッセージは、神話における天照大神の天の岩戸神話に関係する、
能楽「三輪」の一文だった。

(※能・三輪におけるものがたりの筋書き)幽玄の世界で翁の夢に現れる三輪明神。

伊勢の神ことアマテラス。国を守護する三輪の神と皇祖神

これはそのふたつの関連性を語ったものがたりである。

(能・三輪※)

「天の岩戸を。引き立てゝ。
神は跡なく入り給へば。常闇の世と。早なりぬ。
八百万の神たち。岩戸の前にてこれを歎き。神楽を奏して舞ひ給へば。
天照大神其時に岩戸を少し開き給へば。又常闇の雲晴れて。日月光り輝けば。人の面白々と見ゆる。
面白やと神の御声の。
妙なる始の。物語。」

テルヒコが回想の中をくだってゆくー。

そのとき、彼の背後に下駄の音がする。

「思へば伊勢と三輪の神。思へば伊勢と三輪の神。」

赤い髪をした着物姿の女性が立っていた。

「一体分身(いったいぶんしん)の御事(おんこと)今更何と岩倉や。」

この世とあの世を隔てるかのように、小さな橋がかけられている場所で

青年と女はただなにもいわず、神妙な面持ちでにらみ合っている。

「いったい、あなたは何なんだ・・・。」

女はわらったかと思うと、一言こうつぶやく。

「久しぶりだな、テルヒコ。私は火野琴美(ひのことみ)。これからおまえが見る世界。すべては新生し、”つくられる”。」

彼の目を見てきっぱりと、毅然とした声で断言した彼女を見て、テルヒコは直感した。

「かく有難き夢の告(つげ)。」

これは、俺の・・・アマテライザー!

いつか誰かが俺に、こう呼びかけた。

「鏡を太陽にさらし、その姿を世に表せ。

神の力と一つとなりて。あらゆる御魂の穢れよりなりいでた、マガツカミを祓う神(カミ)となれ!」

懐かしい、あまりに自らにとって記憶に残っているその人物の声が脳裏に響いたその時に

火野琴美は告げる。「行け!ときは来たー。」




町中に出現したヨダキングは人々を容赦なく襲撃する。

街はパニックに陥っていた。

「ヨダキィイ~~~~~~~!」

「うわ~!なんだこの化け物!」

ヨダキングが吐き出す得体の知れないエナジーに町民はことごとく倒れ気を失っていく。

なかには無気力になってしまう人々も。

過疎化した町は余計過疎化してしまうような事態に陥っていた。

「ヨダキィイ~~~~!」

ヨダキングの猛攻は公園付近にいたハナとヒロキにもせまってくる。

「うわ~~~~!」全力でのがれるふたり。

「よだき~!」ヨダキングの念波を受けたヒロキはうずくまり、動けなくなってしまう。

「おい!ヒロキ!しっかりして!おい!」ハナが一生懸命揺さぶっても微動だにしないヒロキ。

「よだき~。もういいよ、なんかもうどーでもいいよ。」

「馬鹿じゃないの!ばけものがきてるのよ!」

ヒロキもついに、ヨダキングのエネルギーに生気を吸い取られてしまった。

バイクで駆け付けたテルヒコは、怪神に対峙する。

「なんだぁ~お前は?!みんなをどうするつもりだ!」

「ヨダキ~~~!」

「教えてやろう!俺様の名は、怪神ヨダキング!
この地域の住む宮崎県民は全員根こそぎ無気力なヨダキンボ~になってもらうぞ!
すべての生命エネルギーは我々クロウの生産力としていただく!」

「みんな永遠にまだみぬ明日から本気を出すため、生きることになるだろう!ヨダキ~~~~~~~~~!」

「はーっ!」

テルヒコは怪神との格闘もむなしく一人森の中高所から突き落とされてしまった。

「ぐっ・・・うわあ~~~~~~~~~~~~~~~~~!」

「はっはっは!この高さなら生きているはずはあるまい!もう今日はこの辺にして、ずらかるとしよう!ヨダキ~!」

だが、テルヒコは死んではいなかった。

「この鏡、ただものじゃない・・・・・

生かされた、そういうことなのか・・・。」

謎の鏡が男に、目醒めの時を告げていた。

「できる・・・・・・・

いまならできるぞ!」

そのとき、真っ赤な鏡は別の何かへと変化(モーフィング)した。

真の姿を現したアマテライザー、すべてはいまはじまった。

「創聖(そうせい)!」

構えと共に掛け声を瞬時に叫び、光に包まれた神の姿の巨像(神霊)が出現し、青年自身を

のみこみ、太陽そのものを具現させたカミそのものへと変貌させていた。

「・・・・・・・・・・」

「お、おまえはなんなんだ!・・・ヨダキー!」

「日神剣!テラセイバー」その声と共に蛍光色にひかり輝く真っ赤な剣があらわれる。

ヨダキングの吐く蜘蛛の糸は付近の器物をことごとく溶かし、まきあがる煙はことごとく視界を奪ってゆく。

獣のように襲い来るヨダキングは、思いのほか俊敏でパワーに優れている。

「救世神技(きゅうせいしんぎ)!サンシャインズ・ストライク!」

連続的に火花は散り、剣が大地に突き刺さる。

鮮烈にして絶対的な叫び声のもと、その祝詞が響く。

「諸々のマガ事・罪穢れを・・・祓えたまえ!」

「おのれヨダキ~~~~~~~~~~!!!!!!!」

強烈な地割れと共に半径数キロメートルの振動波がすべてを包み込む。

すべてが終わり、光の中に怪神は姿を消していた。

たったひとりテルヒコは力を無力化しその場から姿を消した怪神のあとに

ただひとりで、これから始まる強大な闇との闘いの日々を迎えるように

青空の元太陽の光の前で立つのであった。

「この感覚・・・・・・・・・はじめてじゃない!なんども(これまで)闘っていた!
そして俺はこれからも巨大なモノたちと闘っていかなければならない!
大切な居場所を護る、そして、真実を知るために!」

子供たちやひなたの無事を遠くに確認し、ただ一人あるいてゆく。

これから起こる闘い、神々の争いに彼は巻き込まれることとなったことを

そのときテルヒコは気づいていなかった。




記憶を失った青年テルヒコは、人々の希望と未来への可能性を秘めた太陽の神、

日神(にっしん)ジャスティオージへと創聖(そうせい)した。

これから起こるすべてのものがたりを目撃するのは、キミ自身だ!
  


Posted by 地方創聖プロジェクト at 16:57